【Don’t you〜?】否定疑問文をマスター!その意味と答え方を解説!

Don’t you like soccer?

Can’t you swim?

……………

このような疑問文を目にしたことはありませんか?

これは、否定疑問文という文の種類です。

この否定疑問文はどのような意味で、どのような時に使うのでしょうか。

今回はその否定疑問文をマスターしていきましょう!

否定疑問文とは?

否定疑問文とは、否定形から始まる疑問文のことを言います。

Aren’t you tired?(疲れてないのですか?)

Don’t you go to school?(学校へ行かないのですか?)

Can’t you swim?(泳げないのですか?)

このようにbe動詞、do/does/did、助動詞などの否定形を文頭に置いて作られた疑問文が否定疑問文です。

主に会話文で用いられることの多い文です。

否定疑問文とは

Don’t you〜?や、Can’t you〜?など、

否定形から始まる疑問文のことを否定疑問文という。

否定疑問文の意味

否定疑問文は、基本的には「〜ではないのですか?」という意味になります。

しかし否定疑問文は、会話の中で多く使われる文種なので、和訳そのものの意味よりも、前後の分脈やニュアンスを踏まえた意味がより重要になります。

それではニュアンスごとの意味を確認していきましょう。

①意外で驚いている

1番オーソドックスなのがこの「意外だなぁ…」という時に使われるパターンです。

「Can’t you swim?」(泳げないのですか?)

という例文で考えてみましょう。

……………

Case1 運動神経抜群でムキムキな男性と一緒に海にきたら、実は泳げなかったと知った。

(うきわをつけて海に入ろうとする)

(えっ?!いかにも泳げそうなのに)

Can’t you swim?

「泳げないの?!」

②失望している

こちらは①「意外で驚いている」の進化バージョンです。

意外だと思うことには、時に失望の気持ちが伴うことがあります。

……………

Case2 マッチョな彼の運動神経抜群なところに惚れて付き合ったのに、泳げないことを知った。

(ビート板を両脇に抱える)

Can’t you swim…?

「(もしかして…)泳げないの…?」

(運動神経がいいところが好きだったのになんかショック……)

③怒っている

次にこの例文で考えてみましょう。

「Didn’t you do your homework yesterday?」(昨日宿題をしていないのですか?)

これはお母さんに怒られている様子をイメージしてみてください。

……………

Case3 夏休みの宿題が溜まっている

Didn’t you do your homework yesterday?

「昨日宿題やらなかったの?」

(こんなに宿題が残っているのにまさか昨日宿題何もやらなかったのアンタ?!)

No, I did….

「やってないです…」

④確認している

「Don’t you like coffee?」(コーヒーが好きではないのですか?)

という例文で考えてみましょう。

……………

Case4 毎日コーヒーを飲んでいるような無類のコーヒー好きにコーヒーを買ったら、「いや、いらない」と断られた。

No, thank you.

「コーヒーはいりません。」

Don’t you like coffee?

「(コーヒーが好きじゃないの?いや、)コーヒーが好きだよね?」

(あれっ?コーヒー好きだよね?)

このように、相手が「コーヒーが好きだ」と答えてくれる前提で問うような、

確認の意味合いを持つことがあります。

否定疑問文の意味

「〜ではないのですか?」

①意外で驚いている

②失望している

③怒っている

④確認している

否定疑問文の答え方

次に、否定疑問文の答え方を見ていきましょう。

Yes/Noで答える

否定疑問文で

「Can’t you swim?」(泳げないのですか?)

と聞かれたとします。

このような時は、Yes/Noで答えます。

泳げる場合は、「Yes, I can.」

泳げない場合は、「No, I can’t.」

と答えます。

否定疑問文に答える時のポイント

否定疑問文に答える時は、

質問文からnotを取り除いて答える

ことがポイントです。

先ほどの例文でnotを取り除いて考えてみましょう。

「Can’t you swim?」(泳げないのですか?)

「Can you swim?」(あなたは泳げますか?)

となりますね。

……………

「Can you swim?」

と聞かれたら、

泳げるなら「Yes, I can.」

泳げないなら「No, I can’t.」

と答えれば良いことがわかります。

……………

これと同じように、

「Can’t you swim?」

と聞かれても、

泳げるなら「Yes, I can.」

泳げないなら「No, I can’t.」

で答えます。

ありがちな間違い

書かれている文だと冷静に判断できるのですが、会話中にこの否定疑問文を使われた場合はなかなか厄介です。

例えば、

めちゃくちゃサッカーファンなのに、勘違いでサッカーが嫌いだと思われていて、

Don’t you like soccer?

「サッカーが好きではないのですか?」

と聞かれたらどうしますか?

とっさに

No! No! I like soccer!

「違う!違うよ!!サッカー好きだよ!」

と言ってしまいたくなりませんか?

……………

しかしこれは間違いです。

Don’t you like soccer?(サッカー好きではないのですか?)

はnotを取り除くと

Do you like soccer?(サッカーが好きですか?)

になります。

ですから「Don’t you like soccer?」の答えは、

サッカーが好きなら「Yes, I do.」

サッカーが好きではないなら「No, l don’t.」

になるのです。

……………

Don’t you like soccer?(サッカーが好きではないのですか?)

と聞かれて

違うよ!!(好きだよ!!)という意味で「No, I don’t!!」と言うと、全く逆の意味になってしまうので要注意です。

否定疑問文の答え方

質問文の否定形からnotを取り除いた形で考え、Yes/Noで答える。

まとめ

いかがでしたか?

これで否定疑問文はマスターできたのではないでしょうか?

英語はルールを覚えてしまえば怖くありません。

毎日すこしずつ英語のルールを覚えて、迷いや間違いをなくしていきましょう。