海外への短期留学を予定している人は、留学の期間中、アルバイトを休むことになります。
しかしアルバイトを長期間休むということはあまりないため、
「アルバイトを長期間休んでも大丈夫?」
「長期間休むことを言い出しづらい……」
「どうやって休むことを伝えればいいの?」
そう悩んでしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、
これらについてお話ししていきたいと思います。
これから短期留学でバイトを長期間休もうと考えている人は要チェックです!
短期留学でバイトを休んでも大丈夫?
休むことを事前に伝えていれば大丈夫
短期留学となると、2週間〜3ヵ月程度の間バイトのシフトに入れないことになります。
長い期間全くシフトに入らずに休むとなると、クビにならないか心配ですよね。
ですが多くの場合、事前に長期間休むことをきちんと伝えておけば大丈夫です。
短期留学はバイトを休む理由として正当性がある
短期留学という理由は、バイトを長期間休む理由として正当性があります。
短期留学は、海外へ遊びに行くわけではなく、学びに行くわけですから、
「海外留学でバイトを休むなんて〜」と言われるような理由ではないのは明らかです。
特に学生である場合、学生の本分は学業なので、短期留学という理由はさらに正当性のあるものになります。
クビにするメリットがない
さらに短期留学の場合、留学期間が決まっているので、帰ってきたらまた働いてくれるという保証があります。
雇用主側としても、新しい人を雇っていちから教え直すのは手間がかかります。留学から帰ってきてまた働いてくれるなら、わざわざクビにせずに籍を置いておいてもらえることがほとんどです。
誠意をもってお願いしてみよう
以上のような理由から、短期留学でバイトを長期間休むことになったとしても、クビになったり休むことを断られたりすることはほとんどないと思います。
とはいえ、長期間休まれるのは雇用主側にとってやはり負担の大きい行為です。
休むときはとにかく早めに長期間休むことを伝えるのと、誠意をもってお願いすることが重要です。
バイトを長期間休むことを言い出しづらい……
しかし、短期留学へ行くからバイトを休まないといけないとわかっていても、
「長期間休むのって迷惑だよね」
「なんとなく、言い出しづらいなぁ」
というような気持ちになって、長期間休むことをなんとなく伝えづらいと感じている人もいると思います。
そんな風に気負いすぎてしまう人には、ぜひ知っておいて欲しいことがあります。
シフト管理はバイト先の仕事
「自分がバイトに行かなくなると、シフトに穴が空いて迷惑がかかるのでは……」と心配している人もいるでしょう。
しかし、シフトに穴が空いたら、代わりの人を見つけてお願いして、その穴を埋めるのはバイト先のシフト管理をしている人のお仕事です。
直前に申し出てバイト先に迷惑をかけたのならまだしも、しっかりと事前に伝えているにも関わらず、「なんとしてでも自分で代わりを見つけてこい!」と言ってくる場合は、そのバイト先がブラックバイトかもしれないというレベルです。
早めに長期間休むことを伝えていれば、バイト先に迷惑がかかるということはありません。休むのが迷惑と考えるのは、自分の仕事に責任を持っているということでとても素晴らしいことではありますが、あまり気負いすぎないでくださいね。
自分がいなくても店は回る
「自分が休んでしまうと、この店は終わる!!」
そう思っている人はいませんか?
バイト先でエース級に活躍している人や、他のアルバイトをまとめているような人からしたら、自分がバイトに行かなくなるとお店が大変なことになってしまうんじゃないかと、非常に不安になってしまうかもしれません。
しかし、誰かがいなくても、お店は案外いつも通りに回っていきます。
なんだか少し寂しいかもしれませんが、お店のことはお店の仲間に任せて、自分はしっかりと留学を充実させることに集中しましょう。
むしろ伝えるのをためらっている方が迷惑になる
長期間休むとなんとなく伝えづらくて、伝えるのを先延ばし先延ばしにしてしまう人もいるでしょう。
しかし、問題を先延ばしにすることは、かえってバイト先に迷惑がかかるということも知っておきましょう。
伝えるタイミングは早ければ早いほど良いです。遅くなって迷惑をかけてしまうくらいなら今すぐ、次のシフトに入った時にシフトを管理している人に勇気を出して話してみましょう。
自分の「留学したい」という気持ちを大切に
短期であっても、「海外へ留学する」と決めたのは大きな決断です。
その大きな決断をした背景には、皆さんそれぞれやりたいこと、得たいもの、いろんな想いがあることでしょう。
その想いは、今しか叶えることのできない想いかもしれません。
自分がアルバイトとして責任を持つことは大切ですが、自分の「留学したい!」という今の想いも大切にしてください。
バイトを長期間休むことを伝えるときのポイント
さて、ここからは、実際にバイトを休むことを伝えるときのポイントをお話ししていこうと思います。
最低でも2カ月前には伝える
もう何度も早めに伝える、早めに伝える、と言ってきたので、いい加減耳にタコができているかもしれませんが、長期間バイトを休む場合は早めに伝えることが何よりも重要です。最低でも、2カ月前にはバイト先に伝えておきましょう。
長期間シフトに入れない人が出ると、そのいない人のシフトを誰かに代わりに入ってもらわなければなりません。
2カ月程度の時間があれば、その間に代わりの人を探すことができますし、代わりに入ってくれる人も承諾してくれやすいです。
そしてその代わりの人を探す期間は、長ければ長いほどバイト先に余裕が生まれます。だからこそ、早めに伝えることが重要なのです。
誠実に、お願いの姿勢を崩さない
留学をするのは個人の自由ですし、自分のバイト先からそれを制限される必要はありません。
ですが、実際にバイトを長期間休み、籍も置いたままにしてもらい、休んでいる間の代わりの人を探してもらうなど、バイト先にいろいろとお世話になることは事実です。
誠実に、お願いをするという姿勢を崩さないようにしましょう。
具体的には、
- 直接会って話す
- 相手が忙しくなさそうな時に話す
- 話すときは体をまっすぐ相手に向ける
- 「休みます!(ドンッ)」ではなく、「休ませてもらえますか?」とお願いをするように聞く
- 感謝を伝える
これらのことに注意してお話ししましょう。
バイトのシフト話し合い例
すみません、再来月のバイトのシフトなんですけど……
はい、どうしますか?
実は、◯月◯日から◯月◯日までの間に留学に行こうと思ってます。
その間、バイトを休ませてもらうことはできますか?
そうなんですね。
はい、わかりました。大丈夫です。ではシフトを後で調整しておきます。
すみません、ありがとうございます!
お手数おかけしますが、よろしくお願いします。
もちろんシフト管理担当の人に小言を言われたり、留学のことについて詳しく聞かれたりしますが、おおよそこんな感じで話はつきます。
大抵の場合は快諾してもらえると思います。最後に感謝を伝えることだけは忘れないようにしましょう!
学生気分で甘えてはいけない、大人の対応をしよう
学生のうちに留学へ行く人は、社会経験もバイトだけ、という人が多いでしょう。
なんとなく学生気分でいると、知らず知らずのうちにバイト先に甘えた考えになってしまいます。
「言うのが面倒で直前になっちゃった……」
「シフトのことは自分には関係ないからそっちでなんとかしてよね」
このような考えは絶対にやめましょう。
バイト先は、れっきとしたひとつの社会です。
学生であったとしても、自分もそこで働くひとりの「大人」としての対応を心がけるようにしましょう。
お互いが気持ちよく話し合って納得できるのが一番ですね。
まとめ
今回の話をまとめると、
◯短期留学でバイトを休むのはOK
◯なるべく早め(2カ月前くらい)に長期間休むことを伝えよう
◯話し合いをするときは誠実にお願いをする、感謝の言葉を忘れない!
以上になります。
バイトを円満に休むことができたら、あとは留学に集中するだけです。
ぜひバイト先との問題を解決して、最高に充実した留学にしてくださいね!
◯短期留学でアルバイトを長期間休んでも大丈夫か
◯どうやって休むことを伝えると良いのか